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    日本ビジネスモデル特許速報         米国ビジネスモデル特許速報


             日本と米国で発行されたビジネスモデル特許の速報です。
                ・日本特許;日本で発行されたもの(登録・公表・再公表・公開)
                ・米国特許;日本から米国に出願されたもの(登録・公開)

                   今週の注目特許


●特許4926883 新日本製鐵(株)
出荷鋼板の材質情報提供方法及び出荷鋼板の材質情報利用方法
【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続焼鈍ラインまたは亜鉛めっき設備の出側に鋼板幅方向に複数に分割されたバックアップロールを装備する調質圧延機を配置し、この調質圧延機における圧延実績に基づいて調質圧延鋼板の幅方向の材質予測を行い、得られた材質予測結果を上位計算機およびネットワーク経由で鋼板の出荷先のユーザーに提供することを特徴とする調質圧延鋼板の幅方向材質予測方法を利用した出荷鋼板の材質情報提供方法。

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【技術分野】
本発明は、出荷鋼板の材質情報提供方法およびそれの利用方法に係り、より詳細には鋼板の調質圧延機の圧延実績から鋼板の幅方向材質を予測し、その結果を計算機およびネットワーク経由でユーザーに提供する方法およびその情報の利用方法に関するものである。

鋼板メーカーでは、従来から出荷された鋼板の一部分の材質試験結果を材質情報としてユーザーに提供している。しかし鋼板の幅方向については、鋼板のセンター部1点またはセンターと両サイドの3点程度で、それがサンプルの数だけ材質試験されるのみである。

一方鋼板の疵などの品質情報は、例えば特許文献1のように疵の検査結果を画像も含めて鋼板の長手方向の情報として計算機経由で電子情報でユーザーに提供するシステムの開示がある。
【特許文献1】特開2003−215052公報

【発明が解決しようとする課題】
しかしながら鋼板の材質情報は、通常鋼板サンプルをとり、オフラインの材質試験機で材質試験を実施して得るため、出荷鋼板の一部であるサンプル採取部分の材質結果のみしか得られない。出荷鋼板の材質情報を増やそうとすると、材質試験用のサンプルを多数採取しなければならず、このため鋼板が細切れに分割され、ユーザーから指定されている所定の出荷重量を満たすことができなくなる。また仮に多数鋼板サンプルを採取しても材質試験に多大な時間と労力がかかり現実的でない。さらに幅方向の材質試験値となると、幅方向に必要とされる分だけ倍数的に測定点と作業付加が増える。

一方、鋼板の表面疵などの品質情報は、鋼板製造ラインに設置された表面疵検出装置によって検出され、鋼板サンプル採取位置以外の部分または全長でも、計算機によって集約されネットワーク経由でユーザーに提供できるものの、降伏強度、引張強度などの材質値については鋼板サンプルを採取して材質試験する以外に材質値を測定する手段がなく、実現不可能であった。

また一部に、非破壊で磁束密度測定によるr値検出装置が、鋼板製造ラインに設置されたこともあったが、軟質鋼板や高強度鋼板などの品種毎に調整が必要で、かつ特定材質値しか測定できず汎用性がなかった。

本発明は前記のような課題を解決し、出荷鋼板について材質試験用サンプル採取以上、あるいは出荷鋼板全長にわたる材質データを時間と労力をかけずに得て、その大量の材質情報を計算機およびネットワーク経由でユーザーに提供し、ユーザーにて利用する方法を提供するものである。また本発明の他の目的は、ユーザーから鋼板材質に関する情報を鋼板製造元にフィードバックし、鋼板製造ラインの生産性を高める出荷鋼板の材質情報利用方法を提供することである。

本発明は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、連続焼鈍ラインまたは亜鉛めっき設備の出側に鋼板幅方向に複数に分割されたバックアップロールを装備する調質圧延機を配置し、この調質圧延機における圧延実績に基づいて鋼板の幅方向の材質予測が精度よく実施できることに着目し、その予測データを有効活用すればユーザーに材質データを今以上に大量に提供できることを見出して完成されたものである。



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